第91回ESRI政策フォーラムにおいて「地域における賃金の持続的な上昇に向けて」をテーマに開催されたオンライン会議の概要について報告したものです。
主要なポイント
1. フォーラムの概要
- 開催日時:令和7年(2025年)6月25日(水)15:30-17:00
- 開催形式:Zoomウェビナーによるオンライン開催
- 主催:内閣府経済社会総合研究所(ESRI)
- テーマ:「地域における賃金の持続的な上昇に向けて」
- 参加形態:オンラインセミナー形式でのパネルディスカッション
2. 冒頭説明と基調プレゼンテーション
- 木村順治氏(内閣府政策統括官(経済財政分析担当)付参事官(地域担当))
- 地域賃金の現状と課題について政府の立場から説明
- 資料:PDF形式(751KB)で配布
- 地域経済分析の観点から賃金上昇の必要性を提示
- 政府の取り組みと今後の方向性について解説
3. パネリスト構成と専門分野
- 古屋星斗氏(リクルートワークス研究所主任研究員):労働市場・雇用研究の観点から分析(資料:2,374KB)
- 松嶋慶祐氏(九州経済調査協会情報研究部次長):地域経済・九州経済の実態分析(資料:1,004KB)
- 風神佐知子氏(慶應義塾大学商学部教授):労働経済学の学術的観点から考察(資料:336KB)
- 各分野の専門家による多角的な視点での議論
- 産学官の連携による包括的な検討
4. パネルディスカッションの構成
- 各パネリストからの個別プレゼンテーション
- 地域賃金の現状分析と課題の共有
- 賃金上昇のメカニズムと阻害要因の検討
- 持続的な賃金上昇に向けた具体的方策の議論
- 参加者からの質疑応答(オンライン形式)
5. 議論の焦点と政策的意義
- 地域間賃金格差の実態と要因分析
- 中小企業における賃金上昇の可能性と制約
- 生産性向上と賃金上昇の関係性
- 地域経済活性化と賃金の好循環の創出方法
- 政策提言に向けた実証的エビデンスの提供
記事は、地域における持続的な賃金上昇の実現に向けて、労働市場研究、地域経済分析、労働経済学の各専門家が一堂に会し、実証的なデータと理論に基づいた政策議論を展開したことを示しています。