2025年大阪・関西万博の外国人訪問者を対象に実施した意向調査の第1回速報結果について報告したものです。
主要なポイント
1. 調査概要
- 調査期間:2025年6月3日~16日の平日10日間(各日8:00~20:00)
- 調査場所:JR桜島駅(万博会場最寄り駅)
- 調査対象:万博訪問予定または訪問経験のある訪日外国人
- 回答者数:341人
- タブレットを使用した対面アンケート調査
2. 訪問者の国籍構成
- 東アジア:36.4%(中国14.7%、台湾14.1%、香港5.9%、韓国1.8%)
- 北米・オセアニア:23.2%
- 欧州:16.7%
- 関西国際空港、東京国際空港、成田国際空港の3空港で入出国の90%以上を占める
3. 大阪府内・国内の周遊状況
- 大阪府内訪問地:道頓堀55.1%、USJ43.7%、大阪城38.1%
- 「万博以外は訪問していない」は16.1%に留まり、多くが周遊
- 国内訪問地:京都54.5%、関東39.0%、奈良23.8%
- 「大阪以外は訪問していない」は18.5%
4. 人気パビリオン・イベント
- シグネチャーパビリオン:「いのちを拡げる」13.8%、「いのちを響き合わせる」11.4%
- 国内パビリオン:日本館40.5%、TECH WORLD12.6%、GUNDAM11.7%
- 海外パビリオン:アメリカ13.2%、オーストラリア12.9%、中国12.6%
- 人気イベント:「One World, One Planet.」13.5%が最多
5. 注目されている技術
- スマートモビリティ:38.1%
- 未来の都市:37.5%
- 日本の文化:34.6%
- 万博の先端技術展示への高い関心が示される
記事は、万博訪問者の約8割が大阪以外の地域も周遊しており、万博が日本全体への観光需要創出に貢献していることを示しています。