メキシコの貿易投資年報 2025年版
概要
2025年のメキシコは、輸出が前年比7.6%増、輸入が4.4%増でいずれも過去最高を更新した。貿易収支は2020年以来の黒字となった。輸出では産業用機械機器が大きく伸び、自動車・同部品を初めて上回った。米国向け輸出は全体の83.0%を占めた。輸入は工業製品・同部品と中間財が増える一方、鉱産品や資本財が減少した。
要点
- 輸出入とも過去最高を更新し、貿易収支は黒字となった。
- 輸出の産業用機械機器が初めて自動車・同部品を上回った。
- 米国向けが輸出全体の83.0%を占めた。
概要
2025年の輸出総額は前年比7.6%増の6,648億3,700万ドル、輸入総額は4.4%増の6,640億6,600万ドルだった。往復貿易額は1兆3,289億300万ドルとなった。
貿易収支は7億7,100万ドルの黒字で、黒字となるのは2020年以来だった。
詳細
輸出の約9割を占める工業製品・同部品は10.6%増の5,772億9,800万ドル。自動車・同部品は5.3%減の1,521億3,700万ドル、乗用車は4.7%減の596億1,600万ドルだった。電気・電子機器は4.9%増の1,130億1,300万ドル、産業用機械機器は54.8%増の1,639億5,800万ドルとなった。
乗用車は2025年4月から1962年通商拡大法232条に基づく関税対象で、USMCA原産品でも完全には免除されない。原文は、トランプ関税の影響を受けたとみられると述べている。
輸出先は米国が7.7%増の5,519億7,600万ドル。米国向け上位品目は自動データ処理機械782億6,600万ドル(2.5倍)、乗用車448億6,800万ドル(5.0%減)、自動車部品367億9,800万ドル(1.5%減)。カナダは17.3%増の221億6,900万ドル、中国は2.8%増の102億1,500万ドルだった。
輸入の約9割を占める工業製品・同部品は5.5%増の5,768億1,800万ドルで、自動車・同部品は4.2%減。産業用機械機器は31.7%増、電気・電子機器は6.7%増だった。鉱産品は7.5%減、ガソリン・ディーゼルは17.8%減。資本財は8.7%減、中間財輸入は7.2%増となった。
輸入元は米国が全体の37.6%を占め、4.5%減の2,497億9,700万ドル。最大品目の石油精製品は178億1,700万ドル(20.9%増)、次いで自動車部品は166億1,300万ドル(7.6%減)だった。中国は2.9%増の1,332億7,100万ドルで2位だった。