令和6年稅關知識產權侵害物品查扣狀況

本文、財務省が発表した令和6年の税関中知的財産侵害物品の差止状況相关的特集記事である。令和6年の輸入差止件数は33,019件となり、昭和62年の公表開始以来、過去最多を記録した。輸入差止点数も前年比22.8％増の1,297,113点と高水準が続いており、1日平均で90件、3,544点の知的財産侵害物品が差し止められている計算となる。輸入差止価額は約282億円で、これは差し止めた物品を正規品と仮定した推計価額である。仕出国別では、中国が件数で26,604件（構成比80.6％）、点数で931,082点（同71.8％）と最多を占め、次いでベトナムが件数で3,215件（同9.7％）となった。特筆すべきは、台湾からの輸入差止点数が前年比約42倍の237,430点に急増したことである。知的財産別では、偽ブランド品等の商標権侵害物品が件数の93.6％を占め、著作権侵害物品が前年比59.9％増と大幅に増加した。品目別では、衣類が11,774件（構成比31.1％）で最多、次いで財布やハンドバッグ等のバッグ類が7,293件（同19.3％）となった。点数では煙草及び喫煙用具が191,976点（同14.8％）で最多となっている。輸送形態別では、件数ベースで郵便物が87.7％を占める一方、点数ベースでは一般貨物が72.3％を占めており、郵便物は件数は多いが1件あたりの点数は少なく、一般貨物は件数は少ないが大量輸入される傾向が見られる。税関中知的財産侵害物品の取締りは年々強化されており、特に中国を中心とするアジア地域からの偽ブランド品や偽キャラクターグッズの流入防止が重要な課題となっていることが、本統計から明らかになった。