国土交通省が令和7年(2025年)3月分の鉄道輸送統計月報(概要)を公表したことについて報告したものです。
主要なポイント
1. 鉄・軌道旅客輸送量の状況
- 旅客数量総合計:19億3,767万人(前年同月比3.2%増)
- 旅客人キロ総合計:331億人キロ(前年同月比2.9%増)
- JR旅客会社:7億2,354万人(前年同月比3.2%増)
- 民鉄(JR以外):12億1,413万人(前年同月比3.3%増)
2. 新幹線の輸送実績
- 旅客数量:3,276万人(前年同月比5.7%増)
- 旅客人キロ:80億4,030万人キロ(前年同月比3.3%増)
- JR全体の輸送実績を上回る成長率
- 国内長距離移動の回復傾向を示唆
3. 鉄道貨物輸送量の動向
- 貨物数量総合計:337万トン(前年同月比3.5%減)
- 貨物トンキロ総合計:17億トンキロ(前年同月比0.7%減)
- コンテナ輸送:199万トン(前年同月比4.4%増)
- 車扱輸送:138万トン(前年同月比13.1%減)
4. 輸送形態別の特徴
- コンテナ輸送は増加傾向を維持
- 車扱輸送は大幅な減少
- 旅客輸送は全体的に回復基調
- 新型コロナウイルス影響からの回復が継続
5. 統計情報の活用
- 総合政策局情報政策課交通経済統計調査室が作成
- e-Statにて詳細データを公開
- 転載時は「鉄道輸送統計月報」による旨の明記が必要
- 交通政策立案の基礎資料として活用
記事は、鉄道旅客輸送が前年同月比でプラス成長を継続し、特に新幹線の利用が好調である一方、貨物輸送は減少傾向にあることを示しています。