令和7年度全国学力・学習状況調査における中学校理科のIRT(項目反応理論)を用いた結果返却について解説したものです。
主要なポイント
1. IRTに基づく新しい結果返却方式
- 従来の正答数・正答率から、IRTスコア・バンドによる表示・返却に変更
- 令和7年度中学校理科から導入
- 調査結果を今後の学習指導に活用することを目的
- 文部科学省総合教育政策局参事官(調査企画担当)付学力調査室が担当
2. 教育関係者向け支援資料の提供
- IRTを用いた結果返却に関する説明動画を公開(YouTubeリンク提供)
- IRTの概要と活用方法を解説したリーフレット(PDF:1,337KB)
- 個人票サンプルを含むリーフレット(PDF:655KB)
- 教師・学校関係者の理解促進を目的
3. IRT導入の意義
- より精緻な学力測定が可能
- 経年比較や個人の成長把握が容易に
- 生徒一人ひとりの学習状況をより詳細に把握
- 全国的な学力調査の質的向上
記事は、IRTを用いた新しい結果返却方式により、より効果的な学習指導の実現と生徒の学力向上につながることを期待していると結論づけています。