遺伝子組換え食品等専門調査会(第267回)の開催について(非公開)【8月27日開催】

遺伝子組換え食品の安全性評価会議を実施

内閣府食品安全委員会は令和7年8月27日(水)10:00~12:00に、遺伝子組換え食品等専門調査会(第267回)を開催すると発表した。会場は港区赤坂5-2-20の赤坂パークビル22階にある食品安全委員会中会議室で、Web会議システムを併用して実施される。この会議は企業の知的財産保護を理由として非公開で行われる。

チョウ目害虫抵抗性ダイズの安全性評価

今回の主要議題として、チョウ目害虫抵抗性及び除草剤アセト乳酸合成酵素阻害剤耐性ダイズ(COR23134)の食品健康影響評価が実施される。このダイズは食品・飼料の両方での利用が想定されており、遺伝子組換え技術によってチョウ目昆虫(ガやチョウの仲間)に対する抵抗性と、特定の除草剤に対する耐性を付与された品種である。複数の形質を組み合わせた遺伝子組換え作物として、その安全性について詳細な科学的検証が行われる。

バイオ技術による酵素生産の評価

もう一つの重要な議題として、Bacillus subtilis NTI06(pHYT2MPM)株を利用して生産されたマルトースホスホリラーゼの評価が行われる。これは遺伝子組換え微生物を用いた酵素生産技術に関する案件である。マルトースホスホリラーゼは糖質代謝に関与する酵素で、食品添加物として使用される可能性があるため、その安全性について専門的な審議が必要となっている。

企業機密保護と透明性の両立

本会議の非公開実施は、平成15年7月1日決定の「食品安全委員会の公開について」に基づくものである。遺伝子組換え食品の評価では、企業が長年の研究開発で蓄積した技術情報や試験データが含まれるため、適切な機密保護が重要である。一方で、評価結果は最終的に公表され、科学的根拠に基づいた透明性の高い安全性判断が行われる。連絡先は内閣府食品安全委員会事務局評価第二課(飯塚、岩瀬、山口、電話03-6234-1108、1104又は1105)となっている。

※ この要約はAIによって自動生成されました。正確性については元記事をご参照ください。

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