フューチャー・デザインの活用推進に向けた調査研究及び周知広報等業務
財務省が株式会社日本総合研究所に委託し、令和7年3月に完成した「フューチャー・デザイン」の活用推進に向けた調査研究と、その成果物として作成された各種ツール・資料を公開したものです。
主要なポイント
フューチャー・デザインの実践ツール開発
- 「未来の社会予測カード」(PDF:1,455KB)として、将来社会を想像するための議論促進ツールを作成
- 「いにしえの人々の未来想像会話カード」(PDF:1,046KB)により、歴史的視点から未来を考える手法を提供
- ワークショップの具体的な進行に使える実践的なツールキットを整備
- 専門知識がなくても活用できるよう、わかりやすい形式で資料を構成
ワークショップ運営支援資料の提供
- 「はじめてのフューチャー・デザイン・ワークショップ進行資料」(PowerPoint形式)を作成
- ファシリテーター向けの詳細な進行手順と時間配分を明記
- 参加者の議論を活性化させるための具体的な問いかけ例を収録
- オンライン・対面双方で活用可能な汎用性の高い設計
成果の可視化と共有手法
- 「メッセージ可視化シート」(PowerPoint形式)により、議論結果を効果的に整理・共有
- ワークショップで出された意見やアイデアを体系的に記録する仕組みを構築
- 参加者間での合意形成を促進するビジュアルツールの活用
- 組織内での成果共有と次回への継続性を確保する工夫
普及啓発のための入門資料
- 「ほんとうにはじめてのフューチャー・デザイン」(PDF:209KB)として初心者向け解説資料を作成
- フューチャー・デザインの基本概念と意義をわかりやすく説明
- 財務省主計局調査課が窓口となり、資料の活用方法について相談対応(内線5041)
- 地方自治体や各種団体での活用を想定した実践的な内容構成
記事は、将来世代の視点を現在の政策決定に取り入れる「フューチャー・デザイン」手法を、より多くの組織で実践できるよう、包括的なツールキットと支援体制を整備した取り組みを紹介しています。