人類の利益に役立つAI開発とは-マイクロソフトリサーチアジア東京の挑戦

2025年4月25日開催の経済産業研究所BBLセミナーにて、マイクロソフトリサーチアジア東京所長の松下康之氏が講演。2024年11月に設立された同研究所は、日本の社会経済課題に焦点を当て「人類の利益に役立つAI開発」を進める。東京に拠点を置く理由として、優秀な人材と大学の集積、ものづくりと調和のカルチャーを挙げた。研究の中核はEmbodied AI(身体を持ったAI)で、実世界から学ぶ新しいタイプのAIにより人手不足などの社会課題解決を目指す。ロボット・ファンデーション・モデルの開発により、自然言語でロボットに指示を与える技術を研究している。日本のAI人材育成が課題で、博士号取得者数の伸び悩み、企業による博士人材活用の遅れが指摘される。米国では企業雇用博士が38.5%に対し日本は13.8%にとどまる。AI産業で勝ち抜くには人材、計算機リソース、データが重要だが、特に人材育成に時間がかかる。学部定員の弾力的拡大、企業での博士活躍の場拡大、AI先端企業でのインターンシップ推進が必要とされる。

※ この要約はAIによって自動生成されました。正確性については元記事をご参照ください。