新車登録数微減、HEV2桁成長維持(イタリア)~日系ブランド存在感...:地域.分析レポート

イタリアの2024年の乗用車新規登録台数は155万8,681台で、前年比0.5%減とほぼ横ばいだった。新型コロナウイルス禍前の2019年と比較すると18.7%減少しており、市場の完全回復には至っていない。メーカー別では、フィアットが14万2,337台で首位を維持したが、前年比17.8%減と大幅に減少。一方、トヨタが12万2,953台(前年比24.6%増)で2位に躍進し、市場シェアを7.9%に拡大した。燃料別では、ハイブリッド車(HEV)が62万2,981台(前年比10.1%増)で市場シェア40.0%を占め、2年連続で2桁成長を達成。HEVのモデル別では、トヨタ「ヤリスクロス」が3万6,941台で2位、「ヤリス」が3万1,643台(前年比58.7%増)で3位、「C-HR」が1万4,593台(同60.3%増)で9位と、日系メーカーが好調だった。一方、バッテリー式電気自動車(BEV)のシェアは4.2%で前年と同水準にとどまり、欧州主要5カ国で最下位となった。プラグインハイブリッド車(PHEV)も3.4%(前年比1.0ポイント減)と伸び悩んだ。ステランティスとイタリア政府の関係は、タバレス前CEOの辞任後に好転。同社は「イタリア・プラン」を発表し、国内生産拠点の維持と新モデル生産計画を明らかにした。政府は2025年5月、BEV購入補助金プログラムとして約6億ユーロを割り当てることを発表。イタリアの消費者調査では、次回購入したい車としてHEVを挙げた人が32%で最多となり、環境対応車の中でもHEVが選好されている実態が明らかになった。

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