金融庁が、スチュワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議での議論を踏まえ、企業の持続的成長と中長期的な企業価値向上を目指すコーポレートガバナンス改革の実質化に向けた今後の取組みを示したものです。
主要なポイント
1. 背景と目的
- スチュワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議(座長:神田秀樹 東京大学名誉教授)での議論を踏まえて策定
- 企業と投資家の自律的な意識改革に基づくコーポレートガバナンス改革の実質化を促進
- 企業の持続的な成長と中長期的な企業価値向上に真に寄与することを目指す
2. 基本的な考え方
- 「緊張感ある信頼関係」に基づく対話の促進を重視
- 企業と投資家の双方が自律的に意識改革を進めることが必要
- 形式的な対応ではなく、実質的な取組みを推進
3. 実施主体と取組み内容
- 金融庁及び東京証券取引所における今後の取組み等を明示
- 両機関が連携してコーポレートガバナンス改革を推進
- 具体的なアクション項目を設定し、実効性を確保
4. 公表資料
- 「コーポレートガバナンス改革の実質化に向けたアクション・プログラム2025」本文
- アクション・プログラム2025概要(別添)
- 令和7年(2025年)6月30日付で公表
5. 関連施策として公表された資料
スチュワードシップ活動の実態に関する調査
- 機関投資家のスチュワードシップ活動の現状を調査・分析
- 実効的な対話促進のための基礎資料
取締役会の機能強化の取組みに関する事例集
- 企業における取締役会の機能強化の優良事例を収集・整理
- 他社の参考となる実践的な取組みを紹介
6. 今後の展望
- 企業価値向上に向けた実質的な取組みの促進
- 投資家との建設的な対話の活性化
- コーポレートガバナンス改革の更なる深化
7. 問い合わせ先
- 金融庁企画市場局企業開示課
- 電話:03-3506-6000(代表)内線3659、3849
本プログラムは、日本のコーポレートガバナンスをより実効的なものとし、企業の競争力強化と持続的成長を支援することを意図しています。